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AI2026.03.11UniteX編集部・約14分で読めます

AI議事録ツール比較10選【2026年最新】動画共有・CRM連携・MCP対応まで徹底比較

AI議事録ツール比較10選【2026年最新】動画共有・CRM連携・MCP対応まで徹底比較
井元裕樹
監修者株式会社UniteX 代表取締役
井元 裕樹

大手IT企業、Sansan、HubSpot Japanを経て2024年に株式会社UniteXを創業。数百社のCRM導入・業務設計の経験から「ツール導入だけでは組織は変わらない」という課題に直面し、AI×業務プロセス最適化サービス「AI Flow」を立ち上げ。HubSpot Gold Solutions Partnerとして、AI・CRM・業務理解・ビジネス理解の4軸で企業のDX推進を支援している。

「会議のたびに議事録を書くのが面倒」「誰が何を言ったか後から確認できない」「商談の内容をCRMに入力する時間がもったいない」——こうした悩みを持つ中小企業が増えています。

2026年現在、AI議事録ツールは急速に進化し、単なる文字起こしにとどまらず動画録画・クリップ共有・CRM自動入力・MCP(Model Context Protocol)による外部AI連携まで実現するようになりました。ツールによって得意領域が大きく異なるため、「自社に合ったツール」を正しく選ぶことが成果を出す鍵です。

この記事では、主要AI議事録ツール10個を「日本語精度」「動画録画・共有」「CRM連携」「MCP対応」など多角的な視点で比較し、用途別のおすすめを現場目線で解説します。

この記事でわかること
  • 用途別おすすめツール
  • AI議事録ツールで何が変わるのか? — 導入効果の数字
  • AI議事録ツール10選 — 比較一覧表
  • 各ツール詳細レビュー
  • 3ステップで選ぶ:自社に合ったツールの見つけ方

用途別おすすめツール

用途別おすすめツール

まず結論から。自社の用途に合ったツールが一目でわかるよう、6つのパターンに整理しました。

用途おすすめツール理由
日本語の社内会議Notta日本語高精度 × CRM連携 × 42言語翻訳 × 月1,317円〜
営業商談 × CRM連携tl;dvHubSpot/Salesforce連携 × 動画クリップ共有
追加アプリ不要で始めたいZoom AI Companion有料Zoomに無料付属 × CRM連携 × 他社会議にも対応
英語の会議が多いOtter.ai英語リアルタイム精度が最高 × MCP対応
AIと会議データを接続したいFireflies.aiClaude MCP公式対応 × CRM連携 × コスパ◎
Microsoft 365 / Google環境Copilot / Gemini既存環境にシームレス統合

「議事録AI」は目的で選ぶのが鉄則です。日本語の社内会議ならNotta、営業活動の効率化ならtl;dv、AIとの連携を重視するならFireflies.ai。以下、それぞれの根拠を詳しく解説していきます。

AI議事録ツールで何が変わるのか? — 導入効果の数字

AI議事録ツールの導入効果
項目Before(手動)After(AI)削減率
議事録作成時間会議後30〜60分会議終了と同時に完成90%削減
聞き漏らし・認識ズレ頻繁に発生録画+全文テキストで解消
アクションアイテムの抜け漏れ手動でメモAIが自動抽出
会議不参加者への共有要約を手書き動画クリップ+AI要約を送付80%削減
CRM入力(営業商談)手動で30分/件自動入力95%削減

週5回の会議がある企業なら、月間で約20時間の業務時間を削減できます。

AI議事録ツール10選 — 比較一覧表

AI議事録ツール10選 比較一覧表

2026年3月時点の主要10ツールを、従来の「日本語精度」「料金」に加え、「動画録画・共有」「CRM連携」「MCP対応」の軸で比較しました。

#ツール名日本語精度月額料金動画録画・共有CRM連携MCP対応
1LINE WORKS AiNote無料〜1,440円
2tl;dv無料〜$18◎ クリップ/ReelsHubSpot/Salesforce◎ 公式
3Otter.ai無料〜$16.99○ 録画Salesforce/API◎ 公式
4Notta無料〜1,317円○ 録画HubSpot/Salesforce/Zoho
5Zoom AI Companion$13.33〜(付属)◎ 内蔵HubSpot/Salesforce
6スマート書記要問合せ○ 録画
7Copilot4,497円〜○ Teams録画Dynamics 365
8Gemini$20〜○ Meet録画
9Fireflies.ai無料〜$19○ 録画HubSpot/Salesforce◎ 公式(Claude)
10Rimo Voice22円/30秒〜
MCP(Model Context Protocol)とは? AnthropicがリリースしたAI接続の標準規格で、会議データをClaude・ChatGPTなどの外部AIに直接つなげる仕組みです。「先週の商談で顧客が最も多く挙げた課題は?」のような横断的な質問に、AIが即座に回答できるようになります。

各ツール詳細レビュー

各ツール詳細レビュー

1. LINE WORKS AiNote(LINE WORKS) — 日本語最強 × 無料プランあり

こんな企業におすすめ: 日本語の社内会議が中心。まずは無料で議事録AIを試したい
  • 料金:フリープラン 無料(月300分・1回60分上限) / ソロ 1,440円/月(月600分)
  • 日本語精度:業界トップクラス。旧CLOVA Note(2025年7月終了)の技術を継承し、話者分離の精度は国際コンペ世界3位
  • 強み:Zoom・Teams・Meet・WebExと直接連携して自動録音・文字起こし。AI要約で重要ポイントを自動抽出。最大30人まで利用可能(フリープラン)
  • 弱み:LINE WORKSプラットフォームの開設が必要。CRM連携・MCP・外部AI連携は非対応。動画録画機能なし

2. tl;dv — 営業商談の効率化 × 動画クリップ共有

こんな企業におすすめ: 営業チームの商談記録を自動化し、動画クリップでナレッジ共有したい
  • 料金:無料(録画のみ) / Pro $18/月(AI要約・CRM連携)
  • 日本語精度:実用レベル。ただしLINE WORKS AiNoteほどではない
  • 強み:HubSpot・Salesforceとの直接連携。会議後に「要約」「アクションアイテム」「次のステップ」を自動生成してCRMに書き込む
  • 動画共有:会議の動画からハイライトクリップを作成し、複数のクリップを「Reels」にまとめて共有できる。フル動画を見なくても要点が伝わる
  • MCP対応:公式MCPサーバーを提供(GitHub公開)。Zoom・Meet・Teams全対応のMCPサーバーとしては初。Claude等の外部AIから会議データに直接アクセス可能
  • 弱み:無料プランではAI機能が制限される

3. Otter.ai — 英語会議 × MCP公式対応

こんな企業におすすめ: 英語会議が多く、会議データをClaude等の外部AIで分析したい
  • 料金:無料(月300分) / Pro $16.99/月 / Business $30/月
  • 日本語精度:対応はしているが精度は低い。英語専用と考えるべき
  • 強み:英語のリアルタイム文字起こし精度は業界最高水準。公式MCPサーバーでClaude・ChatGPTに会議データを直接接続可能
  • MCP・AI連携:公式MCPサーバーを提供。複数会議を横断して「パターン分析」「テーマ抽出」「コンテンツ生成」が可能
  • 弱み:日本語には不向き。CRM連携はAPI経由で可能だが、tl;dvやFireflies.aiほど手軽ではない

4. Notta — 日本語 × 多機能 × CRM連携

こんな企業におすすめ: 日本語精度と多機能さを両立したい。CRM連携も必要
  • 料金:無料(月200分) / プレミアム 1,317円/月
  • 日本語精度:LINE WORKS AiNoteに匹敵する高精度
  • 強み:Zoom/Meet/Teamsと直接連携(ボット自動参加)。リアルタイム翻訳(42言語)。HubSpot・Salesforce・Zoho CRMとの連携
  • 弱み:無料プランの制限が厳しい(月200分)。MCP非対応。動画クリップの編集・共有機能はtl;dvに劣る

5. Zoom AI Companion — 追加アプリ不要のオールインワン

こんな企業におすすめ: すでにZoomを利用中。追加ツールを増やさずにAI議事録を始めたい
  • 料金:有料Zoomプランに無料付属(Pro $13.33/月〜 / Business $18.33/月〜)
  • 日本語精度:実用レベル。アップデートで継続的に改善中
  • 強み:Zoom会議の録画・文字起こし・AI要約・アクション抽出がすべて標準機能。AI Companion 3.0でGoogle Meet・Teams・WebExの会議でもノート取得が可能に
  • CRM連携:HubSpot・Salesforceと直接連携。会議後に顧客データを自動更新、商談のフォローアップを自動提案
  • 弱み:Zoomの有料プランが前提。MCP非対応(tl;dvやFireflies.aiのMCPサーバー経由でZoom会議データにアクセスは可能)。専門ツールと比べるとAI議事録機能の深さは劣る

6. スマート書記 — エンタープライズ向け国産ツール

こんな企業におすすめ: セキュリティ要件が厳しい企業。議事録の社内承認フローが必要
  • 料金:要問い合わせ(月数万円〜)
  • 日本語精度:高精度。フィラー除去・自動要約が優秀
  • 強み:国内サーバー。議事録の承認ワークフロー。社内用語辞書の登録機能
  • 弱み:価格が非公開で高め。CRM連携・MCP対応・外部AI連携は非対応。中小企業には予算的にハードルが高い

7. Microsoft Copilot(Teams連携) — Microsoft 365環境なら一択

こんな企業におすすめ: Microsoft 365を全社導入済み。Teams会議が中心
  • 料金:Microsoft 365 Copilot 4,497円/ユーザー/月
  • 日本語精度:実用レベル。アップデートで継続的に改善中
  • 強み:Teams会議の録画→文字起こし→要約→Wordドキュメント出力→Outlook共有が全自動。追加アプリ不要
  • CRM連携:Dynamics 365との連携。HubSpot/Salesforceとの直接連携は限定的
  • 弱み:月額が高い。Teams以外の会議ツールには対応しない。MCP非対応

8. Gemini(Google Meet連携) — Google Workspace環境に統合

こんな企業におすすめ: Google Workspaceを全社導入済み。Google Meet会議が中心
  • 料金:Google One AI Premium $20/月 or Workspace追加オプション
  • 日本語精度:実用レベル
  • 強み:Google Meet内蔵。議事録がGoogleドキュメントに自動出力。他のGoogle Workspace製品と連携
  • 弱み:Meet以外の会議ツールには対応しない。CRM連携・MCP対応は非対応

9. Fireflies.ai — Claude MCP公式対応 × CRM連携 × コスパ最強

こんな企業におすすめ: 会議データをClaude等の外部AIで横断分析したい。CRM連携もコスパ良く実現したい
  • 料金:無料(月800分ストレージ) / Pro $19/月
  • 日本語精度:実用レベル。tl;dvと同等
  • 強み:2025年8月、AI議事録ツールとして初めてAnthropicのClaude MCP公式ディレクトリに登録。Claude・ChatGPTから直接会議データにアクセスし、「先四半期の商談で顧客が最も挙げた課題は?」のような横断分析が可能
  • CRM連携:HubSpot・Salesforce・Slack・Asana等との連携が豊富。会議の「感情分析」機能あり
  • MCP・AI連携:Claude MCP公式対応。ChatGPTとのベータ連携も開始。Devin(AIソフトウェアエンジニア)にも対応
  • 弱み:動画クリップ共有機能はtl;dvほど充実していない。日本語の要約精度はtl;dvよりやや劣る場面あり

10. Rimo Voice — 国産 × 従量課金

こんな企業におすすめ: 会議の頻度にムラがある。月額固定より従量課金が合理的
  • 料金:22円/30秒(音声ファイル) / 月額プランあり
  • 日本語精度:高精度。国産AIエンジンで日本語に特化
  • 強み:使った分だけ課金。1時間の会議で約2,640円。月に数回しか会議がない企業に最適。25万人以上・2,000社以上の利用実績
  • 弱み:Web会議ツールとの自動連携なし(ファイルアップロード方式)。CRM連携・MCP対応・外部AI連携は非対応

3ステップで選ぶ:自社に合ったツールの見つけ方

3ステップで選ぶ

ステップ1:会議の言語は?

英語が中心ならOtter.ai一択です。英語のリアルタイム精度は他を圧倒しており、MCP経由でClaude・ChatGPTとの連携も可能です。日本語が中心なら、ステップ2へ。

ステップ2:既存環境を確認する

  • Microsoft 365がメイン → Copilot(Teams会議が全自動化)
  • Google Workspaceがメイン → Gemini(Meet会議がGoogleドキュメントに自動出力)
  • Zoomがメインで追加アプリを増やしたくない → Zoom AI Companion(追加料金なし)
  • 特定の環境に縛られていない → ステップ3へ

ステップ3:一番やりたいことは?

  • 商談データをCRMに自動入力したい → tl;dv(動画クリップ共有も強い)or Fireflies.ai(コスパ重視なら)
  • 会議データをAIで横断分析したい → Fireflies.ai(Claude MCP公式対応)
  • 日本語の社内会議を効率化したい → Notta(日本語高精度・CRM連携・翻訳・Zapier連携)
  • まずは無料で試したい → LINE WORKS AiNote(月300分・日本語精度No.1)
  • 月に数回しか使わない → Rimo Voice(従量課金・22円/30秒)

AI議事録ツール導入の3つの注意点

導入の3つの注意点

注意点1: 「文字起こし精度」だけで選ばない

文字起こし精度は各ツールとも急速に向上しており、差は縮まっています。むしろ重要なのは「文字起こしの先」—— 動画クリップ共有・CRM連携・MCP経由の外部AI活用など、会議データをどう活かすかです。 精度だけで比較すると、本当に必要な機能を見落とします。

注意点2: セキュリティポリシーを確認する

会議の内容は社外秘情報を含むことが多いです。以下を必ず確認してください。

  • 音声データの保存場所:国内サーバー or 海外サーバー
  • AIの学習利用:入力データがAIの学習に使用されるか(Fireflies.aiは学習利用なしを明言)
  • セキュリティ認証:SOC 2等の第三者認証の有無
  • MCP接続時のアクセス制御:外部AIに共有される会議データの範囲を確認

注意点3: 「全会議録画」を社内で合意する

AI議事録ツールは会議を録画・録音します。参加者全員の同意なく録画すると、信頼関係を損ねます。 導入前に「議事録作成の効率化のため、全会議を録画する」という社内ルールを策定しましょう。

まとめ:ツール選びの「その先」が本当の勝負

AI議事録ツールは、文字起こし精度だけで見ればどのツールも実用レベルに達しています。差がつくのは「文字起こしの先」です。

商談の動画クリップを営業チームでシェアする。会議データをCRMに自動入力して手作業を95%削減する。MCPでClaude・ChatGPTに会議ナレッジを接続し、四半期の顧客動向を即座に分析する——こうした「会議データの活用設計」まで含めてツールを選ぶことが、投資対効果を最大化するポイントです。

まずは無料プランで1チーム・2週間のトライアルから始めてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. AI議事録ツールの文字起こし精度はどのくらいですか?

2026年時点で、主要ツールの日本語文字起こし精度は90〜95%程度です。ただし、話者の滑舌・マイクの品質・専門用語の有無で大きく変わります。精度を上げるコツは、①外付けマイクを使う、②静かな環境で会議する、③専門用語辞書を登録する、の3つです。

Q2. 無料で使えるAI議事録ツールはどれですか?

LINE WORKS AiNote(月300分)、tl;dv(録画のみ)、Otter.ai(月300分)、Notta(月200分)、Fireflies.ai(月800分ストレージ)が無料プランを提供しています。日本語の社内会議には、CRM連携・翻訳も含めた多機能さでNottaがおすすめです。無料で気軽に試したい場合はLINE WORKS AiNote(月300分)も選択肢です。Zoom AI Companionは無料ではありませんが、有料Zoomプランに追加料金なしで付属します。

Q3. 議事録AIのデータは安全ですか?

主要ツールはいずれもデータ暗号化・アクセス制御を実装していますが、セキュリティレベルはツールにより異なります。特に機密性の高い会議を扱う場合は、国内サーバー保存(LINE WORKS AiNote・Notta・スマート書記)か、SOC 2認証取得済みのツール(Otter.ai・Fireflies.ai)を選択してください。MCP接続時は、外部AIに共有されるデータ範囲のアクセス制御も確認しましょう。

Q4. MCP(Model Context Protocol)対応とは何ですか?

MCPはAnthropicが提唱したAI接続の標準規格で、会議データをClaude・ChatGPTなどの外部AIに安全に接続できる仕組みです。対応ツール(Fireflies.ai、Otter.ai等)を使えば、「今四半期の全商談で最も多かった顧客の課題は?」のような、複数会議を横断した分析をAIに依頼できます。2026年現在、Fireflies.aiがClaude MCP公式ディレクトリ登録の第1号です。

Q5. 会議参加者の同意は必要ですか?

はい、録音・録画には参加者の同意が必要です。多くのツールは会議開始時に「録画しています」という通知を自動表示しますが、事前に社内ルールとして「会議録画の方針」を周知しておくことを推奨します。

Q6. 既存の議事録ワークフローからの移行はどうすればいいですか?

おすすめの移行ステップは、①まず1チーム・1種類の会議で2週間トライアル → ②精度・使い勝手を評価 → ③社内に展開ルールを策定 → ④全社導入、です。いきなり全社導入すると混乱するため、段階的な移行が成功のポイントです。

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